第一回の鶴光師匠の独演会。今回は東の旅の特集で、一門でリレーで口演する 画期的な機会となりました。
一席目、発端が前座さんの笑福亭希光さん。二席目の「煮売屋」が二つ目の笑福亭竹三さん。
「七度狐」が、二つ目の笑福亭和光さん。上方落語の原典とも言える旅ネタ。 皆さんがハメモノを務めて下さいました。
いよいよ総帥の鶴光師匠の登場。高座に上がっただけで会場が明るくなるような気がします。
軽業小屋の座元の口上の端正さ、華麗さも感動ものです。
今回の膝替わりは岡田まいさんです。今日は高座よりも本当は全編に渡りハメモノで、活躍してくれました。
高座の前に鼻血を出すほどの奮闘振りでした。有難うございます。
いよいよ鶴光師匠の「三十石」。つくづく「三十石」とは 物語という訳でなく、事件でもなく、風景がそのまま噺になっている 不思議な噺だと思いました。船頭歌は何度聞いても良いものです。いつの間にか会場も屋外にあるような錯覚を感じました。
最後は出演者で手締め。もちろん大阪締めです。次回「鶴光の会」その二は、10月17日です。 何が飛出すか、お楽しみにお待ちください。