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最後の講釈師 神田伯龍

最後の講釈師 神田伯龍

hakuryukandaseidou

六代目神田伯龍略歴

大正十五年(一九二六年)六月二十三日、東京大森海岸に生まれる。本名小村井光三郎

昭和十四年(一九三九年)四月 五代目神田伯龍に入門。三代目神田伯梅を名乗る。師と共に吉本興業に所属。

昭和二十二年(一九四七年)四月 四代目神田伯治を襲名し、真打昇進。

昭和五十七年(一九八二年)四月 六代目神田伯龍を襲名。

昭和五十七年(一九八二年)度芸術祭最優秀賞を「小猿七之助」の話芸で受賞。

平成四年(一九九二年)十一月 下町庶民文化賞受賞

平成十三年(二〇〇一年)十二月より久々のシリーズ独演會「伯龍世話講談」を開催。第一回演題は、「河内山宗俊、松江公強請」、「刺青奇偶」以後、三十回以上続ける。

平成十五年(二〇〇三年)六月 伯龍米朝二人会(国立演芸場)

平成十六年(二〇〇四年)七月 伯龍小金治二人会(国立演芸場)

平成十七年(二〇〇五年)五月、癌で入院するも二ヶ月で復帰。退院後一週間をおかず、宋朝水滸伝を二時間口演する、さらにNHK講談大会にも出演。

平成十七年(二〇〇五年)八月、独演会で立川談志と対談、久闊を叙す。

平成十七年(二〇〇五年)十月、五代目神田伯龍を偲ぶ会。

以後、以前にも増して精力的に活動。ほぼ毎月独演会をこなす。十二月には国立演芸場定席に出演し、十日連続十一口演をこなす。

平成十八年(二〇〇六年)十一月十七日、鎌倉市の病院で死去。最後の高座は、同年八月の恋闇佃漁火「みの吉殺し」(日本橋亭)

昭和三十年(一九五五年)十月より各寺院で「日蓮上人御一代記」を口演。PCL時代から映画、砧の試験放送時代からNHKテレビに出演。持ちネタは無数であり、特に生世話物は最高峰と称えられた。

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