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伯龍の高座

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弊社が神田伯龍の独演会を手掛けたのは、2001年から没年の2006年まで、たったの5年間です。しかし、この5年間にどれだけ多くのことを学んだか知れません。         

 神田伯龍の巧さは会話、語彙、比喩に現れておりました。それは講談本来の特徴とも合致するものです。さらに連続物の出来ない奴はダメ。ダレ場を聞かせてこそ講釈師、と本人も任じていましたがストーリーのメインではない部分も伯龍は捨てずに演じました。好きな講談を効率よくまとめることなど自身が許せなかったのだと思います。生前は、正直退屈だな、こりゃホントにダレ場だなと感じた部分も、今録音で聞いてみると物凄く魅力的でやっぱり巧い人でした。

神田伯龍国立楽屋001

 短躯でしたが姿勢が良く、高座では大きく見えました。袴も良く似合いました。

「講釈師や噺家が背中を曲げて前屈みなるなんてとんでもないこと」という考えで、酒席でも膝を崩しませんでした。

 着物の趣味は女物で仕立てたり、どちらかというと派手で、若い頃に大阪で修業したせいもあるのかなと思いました。

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